ニュースリリース
スキマ時間のアルバイトを支援する株式会社オキジモに対して融資を実行 ~人手不足の事業者とスキマ時間で働きたい利用者の支援により社会課題の解決を目指す~
令和5年8月17日
沖縄振興開発金融公庫
沖縄振興開発金融公庫
沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久)は、令和5年6月に株式会社オキジモ(所在:沖縄県南風原町、代表取締役:上地佑来、令和4年12月設立、資本金100万円)に対して、創業・スタートアップを支援する沖縄創業者等支援資金を適用し、500万円の融資を実行しました。
【当社の概要】
株式会社オキジモ(以下、当社)は、SNSを利用した情報提供サービスを展開するため令和4年12月に設立されました。代表の上地氏は平成25年に沖縄の交通情報を取得できるSNSサービス「沖縄県地元情報局」を立ち上げたほか、LINEを利用した「沖縄見守り情報会」では、利用者同士が沖縄県内の事故、渋滞などの交通情報や台風、冠水などの災害情報をリアルタイムでチャットすることができ、LINE OPEN CHAT AWARD 2020の受賞やLINEオープンチャットメンバー数日本一を記録する等の実績を有しています。
【事業の概要】
この度当社は、人手不足が深刻な県内の中小・小規模事業者と、スキマ時間に柔軟に働きたい子育て世帯の主婦層や学生等を支援するためのサービス「オキジモバイト」を開発しました。従業員・パートタイマーの急なシフト変更やイベント等で人手が不足する事業者は求人を掲載でき、スキマ時間を見つけて働きたい利用者は直接企業に連絡することで、潜在的な求職需要に対応し柔軟な労働環境を提供できるサービスを目指しています。特に子育て世帯の主婦層に利用してもらうことで、育児と両立可能な就業環境の提供に繋がることを期待しています。また、事前のマーケティング調査によると、事業者と利用者の双方に正社員登用の希望が多く、利用者を正社員に登用するといった利用により、効果的な採用への活用が期待されます。アプリは令和5年11月30日に本リリースを予定しています。さらに利用しやすいサービスを拡充予定です。
【今次事業の評価及び融資の意義】沖縄振興開発金融公庫は、当社のサービスが①潜在的な求職需要に対応し県内事業者の深刻な人手不足の解消に寄与するものであること、②利用者の正社員登用など効果的な採用に繋がることが期待されること等、を評価して融資を実行しました。融資金は当社のサービスが市場に浸透するまでの広告費や開発費等に充てられます。
【沖縄創業者等支援貸付及び新創業融資制度の特徴】
沖縄創業者等支援貸付は、新規開業して概ね7年以内の事業者で、①新規市場の創出が見込まれる事業を新たに行う方、②雇用の創出伴う事業を新たに行う方、③母子家庭の母または父子家庭の父であって事業を行う方、④経営多角化を図る方、を対象に必要な設備資金・運転資金を低利で融資する制度です。また、担保・連帯保証人を原則不要とする新創業融資制度は、新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方を対象に融資制度と併用してご利用する制度です。
沖縄振興開発金融公庫では、沖縄県における子供の貧困対策・ひとり親家庭の支援を総合的に推進する一環として、平成29年度から資本性ローンの適用対象制度に沖縄創業者等支援貸付を追加し、ひとり親家庭の親の新規開業のほか、雇用創出を伴う事業の新規開業を支援しています。
本制度の詳細については、当公庫ホームページ(http://www.okinawakouko.go.jp/)でもご覧いただけます。
沖縄振興開発金融公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいりますります。
【問合せ先】
融資第二部生衛・創業融資班 (担当:戸野塚) ℡ 098(941)1830
業務統括部業務企画課 (担当:永 山) ℡ 098(941)1740
本件に該当するSDGs
スキマ時間のアルバイトを支援する株式会社オキジモに対して融資を実行 ~人手不足の事業者とスキマ時間で働きたい利用者の支援により社会課題の解決を目指す~
最終更新日:2023年08月17日