西平 純子

地域開発プロジェクト支援を通じて、地域貢献に一歩近づく感覚を持てることが、次の頑張りに繋がる

平成3年度入庫
融資第一部 地域振興班
西平 純子
Junko Nishihira

現在の仕事内容

県内市町村の地域プロジェクトの事業化支援など公民連携分野が主な業務です。公庫は、県内41市町村のうち25市町村と「助言業務協定」を結び、市町村が進める「地域開発プロジェクト」に対して、公庫が構想・企画段階から積極的に参画し、持続可能なまちづくりの取組みを支援しています。各市町村の地域プロジェクトの進捗状況は濃淡がありますが、市町村とのリレーションが途切れないよう気を配っています。業務の相手方は、自治体関係者となることが多く、公庫業務の中でも特殊な分野ですが、比較的近い距離感で地域の課題に向き合うことが多く、様々なニーズに班員とともに日々対応しています。

やりがいを感じるとき

地域開発プロジェクト支援といっても、都市部と離島・北部地域が抱える地域課題等は異なり、それぞれの課題や求められるニーズや相談も千差万別です。また、市町村のプロジェクトを通じて民間事業者の方々と接する機会もあり、その方々を通して得られる知識や情報は有用なものが多く、市町村の課題解決のヒントにも繋がることもあります。それらを還元することで自治体の皆さまから頼りにされる、プロジェクトの進捗に貢献できた時はやりがいを感じます。また、同時に地域のことを「知ろう」という好奇心も強くなり、自分の目で確かめた情報を自治体関係者等と共有できることは、微力ではありますが、地域貢献に一歩近づく感覚を持つことができ、次の頑張りに繋がります。

沖縄公庫を選んだ理由

大学の専攻は社会科学系で経済や経営、法律系ではありませんでしたが、大学の先輩が在職していて、公庫の業務(当時は西海岸のリゾート開発等)の話を聞き興味を持ったこと、公庫内の雰囲気、マッチョな中にも面倒見のよさ、男女の垣根なく人材を大切に育てている印象が持てたこと、自分の成長に繋がると思えたことが公庫を選んだ理由です。

思い出に残るエピソード

米国同時多発テロ発生(平成13年9月)後の風評被害で、沖縄の観光事業者が大打撃を受けた時、緊急融資制度(セーフティーネット融資)を設けて、部署全体で事業者支援に取り組んだことが印象深いです。一つの目標に向けて職員の想いがいくつも重なり、物事を成し遂げた経験は、今振り返っても貴重な体験でした。

就活生へのメッセージ

コロナ禍を経て、社会環境が大きく変化している中での就活、ご苦労も多いと思います。また、限られた時間の中で、自分の適性や興味のある分野で最適な先を探すことは難しく、時に煮詰まることもあると思います。それでも、自分のやりたいこと、どういう人生なら納得できるか、少し先を見通しながら、周りの人を頼りながら、より良い選択ができればいいですね。好奇心を持って、新しい世界へチャレンジしてください。

1日のスケジュール
08:30
出社
地元紙や当日のスケジュールを確認、メールチェック
09:30
班内打ち合わせ
午後の面談に向けて、A市のプロジェクト進捗状況を共有、面談のポイントを予め整理
11:00
班主催のセミナーについて、招聘講師とのWeb会議
12:00
昼食
お弁当を持参。玄米おにぎり(冷凍食品)、魚、野菜がメイン。社内食堂で朝ドラの再放送を観ながら、同僚とおしゃべり。
13:30
B町の街づくり委員会へ参加(外出)。
16:00
A市の担当者来訪。
プロジェクトの進捗報告、今後の進め方等について意見交換
17:00
班員と事務連絡
明日の出張スケジュール(日帰り)の確認。
18:00
退社
徒歩にて帰宅
21:00
YouTubeタイム(ヨガ、料理、ピアノ、要約本etc…)