國吉 穂乃香
調査結果が事業者等の活動の一助となったときに、やりがいを実感
調査部 金融経済調査課
現在の仕事内容
私が所属する調査部金融経済調査課では、沖縄における企業の景況判断や設備投資計画の動向、地域社会や産業の動向について調査分析を行い、調査結果をレポート等によって提供しています。また、沖縄公庫の事業の自己評価を行い、その政策評価の結果を事業に反映させるため、毎年報告書にとりまとめています。
その中でも私が担当している景況調査では、県内企業を対象に、3ヶ月に1回、業況判断等についてのアンケート調査を行って分析し、企業の景況感や経営上の課題等、企業経営のための情報を提供する業務を行っています。
アンケート調査は、企業の協力を得て行うため、Webアンケートも取り入れながら、企業・公庫双方で負担軽減を図りつつ、迅速性のある調査報告を行えるよう心掛けています。また、調査分析を行う上では、過去、現在、未来の経済状況を把握する必要があるため、日々データ資料の収集等を行っています。
やりがいを感じるとき
調査票の作成から回収、集計、分析という一連の流れを経て、調査結果を公表できたときや、その内容をレポート等にとりまとめ、刊行物として発刊できたときには、達成感を感じます。また、調査結果が公庫の業務だけではなく、事業者や自治体、他機関において、企業の経営や補助金制度創設等の政策の一助となったときには、有益な情報提供ができたことにやりがいを感じます。
調査業務では、融資部署等のように直接お客様にお会いする機会は少ないですが、アンケートや電話ヒアリングを通じて企業の経営者や担当者の方から色々なお話を伺うなかで、各企業の景況感等を把握でき、足元の経済動向や業種ごとの特徴がみえるため面白いです。
最近は新型コロナウイルス等の影響を受けていた企業が多いなか、事業者から「客足が回復した」「売上が増加した」など明るい話題が聞けると嬉しく思います。
沖縄公庫を選んだ理由
私は、仕事を通して様々な業界の方と関わることで沖縄の経済全体を見渡すことができ、企業の成長をサポートすることができる融資業務に興味がありました。沖縄公庫では、新たに事業を始める方や小規模事業者向けの融資から、多額の資金を必要とする大規模プロジェクト向けの融資まで、幅広い融資業務を行っていると知り、そこに魅力を感じて入庫を決めました。
入庫前と入庫後の印象について
入庫前はお堅いイメージがありましたが、想像していた以上に風通しが良く、業務を進めていく中で何かあっても上司や同僚に相談しやすい職場環境だと思います。
また、入庫1年目は融資第二部という融資業務を担当する部署に配属されましたが、中小企業向けの事業資金の中でも、沖縄独自の制度を含めた多くの融資制度があることに驚いたのを覚えています。
就職活動では、様々な企業や人との出会い、自分自身の新しい発見もあります。私は、就職活動中に出会えた仲間と同じ会社で働くこととなり、今は同期として励まし合いながら日々仕事に取り組んでいます。大変なことや上手くいかないこともあると思いますが、積極的に行動し、悔いのない選択ができることを願っています。
- 08:40
- 出社、新聞やメールのチェック
- 09:00
- アンケートの入力確認
- 10:00
- 調査結果分析
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 調査対象先へ電話ヒアリング
- 16:00
- 調査報告書の原稿作成
- 18:00
- 退社