沖縄公庫、株式会社Alpaca.Labに対し追加出資を実行 ~運転代行配車プラットフォームサービス「AIRCLE(エアクル)」の更なる成長を支援~

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沖縄公庫、株式会社Alpaca.Labに対し追加出資を実行 ~運転代行配車プラットフォームサービス「AIRCLE(エアクル)」の更なる成長を支援~

令和5年2月28日
沖縄振興開発金融公庫

沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久)は、令和5年1月31日に株式会社Alpaca.Lab(本社所在地:中城村、代表取締役:棚原生磨、以下「当社」)の資金調達に対し、7,000万円の追加出資を実行しました。

【当社事業の概要】

当社は平成30年8月に設立された事業者で、運転代行業者と利用者を繋ぐ配車サービスである国内最大級の運転代行配車プラットフォームサービス「AIRCLE」(以下「エアクル」)を開発し、沖縄県と福岡県で展開しています。

「エアクル」は利用者からの配車依頼に対して、運転代行業者と利用者の位置情報を活用し、効率的なアルゴリズムにより最適な配車を行います。運転代行業者は随伴車の位置情報をリアルタイムに確認しながら配車手配が可能な上、目的地へのルート案内のほか、受注・発注処理、ドライバー管理などの日常業務も⼀括で管理することが出来ます。他にも手書き帳簿で生じていたタイムロスやミスの削減を目的とした「BUSINESS」、半自動で配車管理を行う「OPERATOR」など、各種業務支援クラウドサービスも提供するなど、利用者および運転代行事業者双方にとって利便性の高いシステムとなっています。

沖縄公庫は、当社事業の新規性および将来性に着目し、令和2年1月に500万円の出資を実行しています。

【当社の現状】

「エアクル」は令和2年8月に一般利用者向けサービスを開始し、令和3年11月に福岡県に進出し、現在では60,000ダウンロード、累計注文数12万件を突破し、運転代行業者側は140業者300台以上が登録しています。「エアクル」による配車確定は平均30秒、平均到着時間は9分で、従来の電話による配車依頼と比較すると約80%以上の時間が短縮されます。

今後は大手保険会社と提携し、新たにスタートした「運転請負業※」により、特定条件下で普通免許による運行を実現するなど、イノベーティブな挑戦も開始します。それにより、二種免許に依存しないドライバー体制を構築することで、日常の移動シーンにおける運転サービスを提供し、運転によるモビリティの可能性を切り開きます。

※二人一組で行う運転代行業に対し、運転請負業は運転者一人での業務遂行が可能となる新たな業態

【本事業における出資の意義】

今回の資金調達は、県外展開の拡大、運転請負業による新事業展開および財務基盤強化を目的としており、当社の成長発展に資するものです。

沖縄公庫は「エアクル」が新・沖縄21世紀ビジョン基本計画の基本施策「デジタル社会を支える情報通信関連産業の高度化・高付加価値化」に該当するものとして評価し、出資を実行しました。今後、同サービスが広く普及することで利用者の満足度向上、運転代行事業者の業務効率化に資するものであるほか、飲酒運転撲滅などの社会的課題の解決にも繋がることが期待されます。

<新事業創出促進出資制度の概要>
 

(1)出資対象者 沖縄において
・新たな事業を行う方
・新たな事業分野の開拓を行う方
(2)融資限度額  新事業に必要な資本の額の50%以内
(3)出資実績 平成14年度より開始された新事業創出促進出資の実績(累計)
77件、31億7,742万円(令和4年3月31日現在)
 

<お問い合わせ先>
融資第一部産業振興出資室(担当:宮崎) ℡ 098(941)1907
業務統括部業務企画課(担当:永山) ℡ 098(941)1740

   

本件に該当するSDGs

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~運転代行配車プラットフォームサービス「AIRCLE(エアクル)」の更なる成長を支援~

最終更新日:2023年03月06日