沖縄公庫、株式会社 くんちサプライズに対して融資を実行 ~ 沖縄初、調剤ロボットの導入による、薬局業務のDX促進を支援 ~

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沖縄公庫、株式会社 くんちサプライズに対して融資を実行 ~ 沖縄初、調剤ロボットの導入による、薬局業務のDX促進を支援 ~

令和5年1月27日
沖縄振興開発金融公庫
 
 沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上 好久)は、令和5年1月17日に株式会社くんちサプライズ(本社所在地:糸満市、代表取締役:玉城 賢也、以下「当社」)に対し、沖縄初の最新式調剤ロボットBD Rowa Smart(※1)の導入等にかかる5,000万円の融資を実行しました。
(※1)発売元は、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役:阿知波 達雄)。
   本製品は、長方形の箱型ロボットで庫内に取扱薬剤の約90%を収納。①薬剤入庫(バーコード読取り)、②レセコン
   から処方箋データ受信、③ロボットアーム稼働による薬剤払出し(平均10秒/箱)、④計数調剤、製品監査、⑤投薬、
   ⑥残薬の再入庫、など一連の調剤業務を効率的に機能させるもの。
 
【当社の概要】
 当社は、令和2年8月に沖縄県下で調剤薬局を展開する株式会社ジーセットメディカルより、「あいらんど薬局(豊見城中央病院前店)」の事業譲渡を受けて調剤薬局を運営しています。当社の特長は予防医学の観点から患者様の健康維持をサポートする「寄り添い型医療」であり、「予防と治療」に注力した丁寧な調剤・服薬指導をはじめ、病気やけがの予防に関する啓蒙活動を行っているほか、在宅訪問(※2)や処方箋のLINE受付(※3)などに積極的に取り組み、コロナ禍における患者様の満足度向上に努めています。
(※2)在宅医療の受診者の自宅や入居施設へ薬剤師が薬を届けつつ、服用方法などを説明。
(※3)事前にLINEで処方箋を送ることで、店舗での待ち時間を短縮するシステム。
 
【事業の状況および今後の展開】
 一般に、調剤薬局では処方箋の確認や薬の調合および分包など、さまざまなオペレーションを人手により行うため、混雑の状況により待ち時間が長くなることがあります。当社は、この課題を改善するため、調剤ロボットの導入を実施し、調剤時間を削減することで、待ち時間の短縮を実現しています。
 また、調剤ロボットで薬剤の在庫管理をシステム化し、開封の有無や有効期限を識別することにより、廃棄コストの抑制や商品の棚卸作業の省力化が図られるとともに、調剤時間が削減されることで、薬剤師による服薬指導の充実につながるほか、仕事の魅力を高めることで薬学生のUターン・Iターンを活性化させ、人口当たりの薬剤師が全国一少ない沖縄の課題解決に寄与することも期待されます。
 
【本事業における融資の意義】 
 調剤ロボット導入により、待ち時間の短縮および服薬指導時間の確保による患者様満足度の向上、在庫管理の負担軽減、人手不足の解消などの生産性向上が図られます。当社は引き続き、より良い医療サービス提供に努め、地域・企業連携による沖縄の医療業界の発展に取り組むこととしています。
 沖縄公庫は、成長を目指す企業が必要とする資金ニーズに対して最適な金融支援を実施することにより、当該企業の成長と、本県の自立型経済の発展を積極的・戦略的に推進してまいります。


【あいらんど薬局 新店舗】


【店舗内】

【調剤ロボット】
 
<問い合わせ先>
 融資第二部中小企業融資第二班 (担当:島田) Tel 098(941)1795
 業務統括部業務企画課     (担当:永山) Tel 098(941)1740
     
  
本件に該当するSDGs


 

最終更新日:2023年01月27日