ニュースリリース
映像制作事業㈱ナラティブに対し、カリーファンドと協調融資を実行
沖縄振興開発金融公庫
融資第二部 生衛・創業融資班
沖縄振興開発金融公庫(理事長:新垣尚之、融資第二部長:仙野健、以下「当公庫」)は、株式会社ナラティブ(本社所在地:那覇市、代表取締役:永田健作、以下「当社」)に対し、事業拡大に必要な運転資金として、カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合(通称:カリーファンド)による出資400万円と協調して、沖縄創業者等支援貸付800万円を実行しました。
【事業の概要】
当社は、映像制作事業者として令和6年に設立されました。県内外で知名度を有する企業の広告コンテンツ制作を手掛け、広告賞の受賞実績もあるなど、確かな制作力を強みに成長を続けています。また、当社代表者の永田健作氏(以下「永田氏」)は平和をテーマにした演劇「ピースシアター」の上演活動にも注力しています。この平和劇は、元舞台役者である永田氏が戦争体験者の証言をもとに脚本を執筆し、演出した舞台で、戦争体験者から託された非戦の願いを次世代へつなぎ、沖縄から世界へ平和の誓いを発信するとの想いが込められています。これまで県内外で69公演、総観客数7,500人を動員、平和の大切さを次世代に伝えるソーシャルビジネスとして展開しています。さらに、ピースシアター上演時には、生徒たちにより深く平和について考えてもらうため、永田氏による講演やワークショップも実施しています。今後は、大手旅行社等との協業のもと、県外修学旅行生や県内学校の平和学習プログラムの一環としての上演を予定しています。
【今次事業の評価及び融資の意義】
今回の資金調達は、修学旅行等のプログラム組入までの期間における人件費等の事業運営費の確保を目的とするものです。
沖縄公庫は、当社の広告コンテンツ制作力およびピースシアター運営による平和学習事業への取り組みを評価し、社会起業家を支援するカリーファンドと協調して、今次融資を実行しました。
演劇「ピースシアター」
戦争体験者の証言を聞く㈹永田健作(左)
【沖縄創業者等支援貸付の特徴】
沖縄創業者等支援貸付は、新規開業して概ね7年以内の事業者の方で、①新規市場の創出が見込まれる事業を新たに行う方、②雇用の創出を伴う事業を新たに行う方、③経営多角化を図る方を対象に、必要な設備資金・運転資金を低利で融資する制度です。
当公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。
【問い合わせ先】
融資第二部 生衛創業融資班 (担当:大橋) ℡ 098(941)1830業務統括部 業務企画課 (担当:當山) ℡ 098(941)1740
映像制作事業㈱ナラティブに対し、カリーファンドと協調融資を実行
最終更新日:2025年12月12日