ニュースリリース
沖縄公庫、有限会社船浮海運に対し、沖縄離島・北部地域振興貸付を実行 ~竹富町の島々を結ぶ海上貨物輸送事業を支援~
沖縄振興開発金融公庫
八重山支店
沖縄振興開発金融公庫八重山支店(理事長:新垣尚之、支店長:上江洲博、以下「当公庫」)は、有限会社船浮海運(本社所在地:竹富町字西表、代表取締役社長:池田卓、以下「当社」)に対し、沖縄離島・北部地域振興貸付を適用し融資を実行しました。
【当社事業の概要】
当社は昭和60年設立の海上旅客輸送事業者として、西表島西部の白浜港-船浮地区間の定期航路を運航しています。陸路不通により海上交通が唯一の手段となる当該地域において、安定運航を通じて住民移動、生活物資輸送、観光需要への対応を行い、地域の生活機能の維持に寄与してまいりました。なお、定期船「ふなうきまる」は、当公庫等が出資する沖縄県離島海運振興株式会社の傭船体制により調達しており、当社および本県離島海運事業者の振興に資する枠組みとなっております。
船浮海運が運航する定期船ふなうきまる
【新たにスタートする海上貨物輸送事業】
竹富町は9つの有人島で構成される島嶼エリアであり、生活物資やパイナップル・肉用牛といった農畜産物の移動に際しては海上輸送が必要不可欠となります。これら貨物の海上輸送は、これまでJAおきなわの貨物船「汽船農協やえやま」(以下、「農協丸」)が中心的な役割を担ってきましたが、農協丸は老朽化により、令和7年7月に運航を終了しました。
竹富町では農協丸の運航終了を見据え、後継船となる町有貨物輸送船「つむぎ」(以下、「つむぎ」)を建造し、当社は船舶の指定管理者として、令和7年11月より竹富町の島々を結ぶ海上貨物輸送事業をスタートさせました。つむぎは、従来運んでいた貨物に加え、ガスや石油といった危険物、大型車両・特殊車両の輸送等新たな役割も担い、島々の重要な物資を運搬しています。
【今次融資による効果】
沖縄公庫は、当社が新たにスタートする海上貨物輸送事業に必要な運転資金を対象に融資を実行しました。今般融資によって同事業のスムーズな立ち上がりが後押しされ、竹富町の島々における安定的な貨物輸送に寄与するとともに、島民生活の向上と経済の発展に資することが期待されます。
【沖縄社会課題対応企業等支援貸付(沖縄ソーシャル)、沖縄離島・北部地域振興貸付の概要】
沖縄離島・北部地域振興貸付は、沖縄県内の離島および北部地域において産業の振興および経済の活性化に資する事業を行う方を対象に必要な設備衛金・運転資金を適用利率の特例を設けてご融資する制度です。本制度の詳細については、当公庫ホームページ(https://www.okinawakouko.go.jp/service/purpose/p001/)でもご覧いただけます。
沖縄振興開発金融公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。
【問合せ先】
八重山支店業務課 (担当:神山)℡ 0980(82)2701業務統括部業務企画課(担当:當山)℡ 098(941)1740
沖縄公庫、有限会社船浮海運に対し、沖縄離島・北部地域振興貸付を実行 ~竹富町の島々を結ぶ海上貨物輸送事業を支援~
最終更新日:2025年12月03日

