
ニュースリリース
令和6年度 沖縄公庫宮古支店の融資実績について ~観光・建設需要が設備投資を後押し~
沖 縄 振 興 開 発 金 融 公 庫
宮 古 支 店
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1.沖縄振興開発金融公庫宮古支店(支店長:大城一也)の令和6年度融資実績は、243件(前年度比△22.1%)、29億55百万円(同+4.0%)となりました。令和6年度は、宮古管内での大型ホテルやアパート等の建設ラッシュを背景に、建設業者からの資金需要が拡大しました。また、製造業やサービス業では、生産性向上や省力化を目的とした設備投資が進んでいます。一方で、建築単価の高止まりや家賃の高騰に加え、人手不足や原材料の高騰が影響し、創業融資実績は減少傾向にあり、新規投資に踏み切れない事業者も見受けられます。【図表1】
2.資金の使途別では、設備資金が15億38百万円(構成比51.9%)、運転資金が14億22百万円と、いずれも前年比約4%増加しています。令和6年度においては新型コロナ関連の融資実績はなく、堅調な観光関連需要を背景に、設備投資マインドの回復がうかがえます。【図表2】
3.資金別では、中小企業資金が14億10百万円(前年度比+18.4%)、生業資金が12億18百万円(同△11.3%)農林漁業資金が2億円(同+34.7%)となりました。【図表3】
生業資金のうち、宮古島商工会議所、宮古島市伊良部商工会が推薦するマル経資金(小規模事業者経営改善資金)及び沖経資金(沖縄雇用・経営基盤強化資金)の融資実績は、4億62百万円(同△8.1%)となりました。【図表4】
また、教育資金の実績は、109件、1億27百万円となりました。沖縄公庫の独自制度である「教育離島特例」や「沖縄人材育成資金貸付」のほか、「母子家庭・父子家庭特例」など利率が優遇される特例制度のご利用実績がありました。【図表5】
4.業種別では、建設業が8億12百万円(構成比27.5%)と最も大きく、次いで卸・小売業が4億53百万円(同15.3%)となりました。続いて不動産業4億35百万円(同14.7%)、製造業3億78百万円(同12.8%)となっております。【図表6】
沖縄公庫宮古支店は、宮古圏域の持続可能な地域社会づくりに向け、引き続き商工会議所等の関係機関や民間金融機関との連携を一層強化し、円滑な資金供給に加え、事業者の経営力向上等に資する非金融支援にも取り組んでまいります。
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令和6年度 沖縄公庫宮古支店の融資実績について ~観光・建設需要が設備投資を後押し~
〇記事に関するお問い合わせ
宮古支店 (担当:久高・知念) ℡ 0980-72-2446
最終更新日:2025年05月30日