ニュースリリース
沖縄県産ウコン製品の普及拡大に取り組む事業者を超長期の運転資金で支援
沖縄振興開発金融公庫
沖縄振興開発金融公庫(理事長:新垣尚之)は、株式会社沖縄ウコン堂(本社所在地:沖縄県宜野湾市、代表取締役:仲程俊和、昭和62年設立、以下「当社」といいます。)に対して、当社、民間金融機関、認定経営革新等支援機関※1(以下「認定支援機関」といいます。)が連携して作成した経営計画を評価し、1億5,500万円、貸付期間20年の超長期※2の運転資金融資を実行しました。
【当社事業の概要】
当社は、昭和62年に秋に花咲くウコンを「秋ウコン」、春に花咲くキョウオウを「春ウコン」と名づけ、本県のウコン関連商品製造の老舗として、健康補助食品を製造・販売しています。
当社は、大型設備を有する関連会社を吸収合併し、経営基盤の強化を図っていたところで、コロナ禍による経済活動停滞の影響を大きく受けました。しかし当社はその間も国等の各種施策を活用し、資金繰り安定化に努める等の経営努力を重ねて従業員の雇用を維持し、コロナ禍を乗り越えた現在、改めて業容の拡大に向けて取組んでいるところです。
なお当社は、安心・安全、かつ、一定の製品の品質が保たれるよう定められた健康補助食品製造の製造規範である「健康補助食品GMP(Good Manufacturing Practice)※3」の認証を取得しており、他社のOEM製造の受託も行っています。また、県外在の大手量販店との取引により、県産ウコンを原材料とした主力商品である「琥金(クガニ)醗酵ウコン粒」の販売数を増加させるなど、沖縄県産品の販売拡大に取り組んでいます。
【今次事業の評価及び融資の意義】
沖縄振興開発金融公庫は、当社が各種中小企業支援施策を活用しながら厳しいコロナ禍においても雇用を維持し、金融機関と積極的に連携しながら認定支援機関とともに策定した経営計画に則って事業の拡大に取り組んでいることを評価し、安定的な事業拡大を支援するため、超長期の運転資金融資を実行いたしました。また今後の当社の発展により、雇用の拡大やウコンをはじめ沖縄県産品の消費拡大に寄与することを期待しています。
平成25年に創業者である実父より事業を承継し、厳しいコロナ禍を乗り越え業容拡大に取り組む代表取締役の仲程俊和氏は、『今回の融資を受けて製造・品質管理体制をさらに強化することができる。弊社の経営理念である「徹底した品質管理体制により、安心・安全な製品を提供し続け、従業員をはじめ、お客様全ての人々の健康維持に貢献する」の実現に向けて全従業員で邁進してまいります。』とコメントしています。
※1 認定経営革新等支援機関とは、中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るため、税務、金融及び企業財務に関する専門的知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上と認定した個人、法人、中小企業支援機関等の機関を示します。
※2 沖縄公庫における通常の運転資金の融資期間は7年以内となっています。
※3 GMP(Good Manufacturing Practice)とは、「適正製造規範」と訳され、原料の受入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、「適正な製造管理と品質管理」が求められます。当社は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の「健康補助食品GMP」の認証を取得しています。
【お問い合せ先】
融資第二部 中小企業融資第一班 儀間 TEL 098(941)1785
業務統括部 業務企画課 當山 TEL 098(941)1740
沖縄県産ウコン製品の普及拡大に取り組む事業者を超長期の運転資金で支援
最終更新日:2024年11月07日