ニュースリリース
沖縄公庫、株式会社八重島工業に対し、沖縄ソーシャル融資を実行 ~ 循環型社会の構築に向けて、再生アスファルトの製造促進を支援 ~
沖縄振興開発金融公庫
沖縄振興開発金融公庫(理事長:新垣尚之)は、株式会社八重島工業(本社所在地:石垣市大川、代表取締役:平良聡)に対し、令和 6 年度に新設された沖縄社会課題対応企業等支援貸付(沖縄ソーシャル融資)を実行しました。
本件は、沖縄公庫八重山支店(支店長:上江洲博)における沖縄ソーシャル融資の第一号案件となります。
【当社事業の概要】
当社は昭和 63 年に設立された舗装工事業者です。自社でアスファルトプラントを有し、アスファルト製造から土木工事まで一貫経営を行っています。
平成 18 年には産業廃棄物処分業許可(中間処理)を取得。道路工事等で排出されるアスファルト殻を受入れアスファルト再生骨材に資源化し、同再生骨材と新材を混錬し再生アスファルトを製造しています。同再生骨材は沖縄県リサイクル資材評価認定制度の基準に適合する「ゆいくる材」に認定されており、公共工事で積極的に使用されています。
令和 2 年にはアスファルトプラントを更新し、アスファルト殻をリサイクルする取組みを進めています。
沖縄公庫八重山支店は、こうした当社の事業展開に対して、資源の循環利用による持続可能な社会の実現や廃棄コストの削減など、さまざまな付加価値の創出を期待し、ご支援をしております。
【今次融資による効果】
沖縄公庫は、アスファルト殻のリサイクルに取り組む当社に対して、プラント構内で作業する重機の更新を対象に融資を実行しました。本件融資によって再生アスファルトの製造促進、当社の収益向上に寄与することが見込まれます。また、今後は地元が期待する空港の拡張工事及び空港線アクセス道路の整備工事等の需要も見込まれ、道路工事等から排出されたアスファルト殻の利用促進が期待され、循環型社会の構築に寄与し、サスティナブルな社会の実現に貢献するものと考えられます。
【沖縄社会課題対応企業等支援貸付(ソーシャルビジネス関連)の概要】
社会的課題の解決を目的とする事業を新たに営もうとする方又は営んでいる方を対象に必要な設備資金・運転資金を低利で融資する制度です。本制度は、沖縄の社会的・地域的課題の解決を目的としたソーシャルビジネス事業者等を支援するため、令和6年4月に創設されました。
本制度の詳細については、当公庫ホームページ(https://www.okinawakouko.go.jp/service/purpose/p001/)でもご覧いただけます。
沖縄振興開発金融公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。
お問合せ先
八重山支店業務課 (担当:神山) ℡ 0980(82)2701業務統括部業務企画課 (担当:當山) ℡ 098(941)1740
本件に該当するSDGs
沖縄公庫、株式会社八重島工業に対し、沖縄ソーシャル融資を実行 ~ 循環型社会の構築に向けて、再生アスファルトの製造促進を支援 ~
最終更新日:2024年09月20日