ニュースリリース

沖縄公庫、ゴールドax株式会社に資本性ローンを実行 ～ひとり親の創業を支援する資本性ローンを初適用～

　沖縄振興開発金融公庫（理事長：川上好久）は、ひとり親の創業を支援するため、ゴールドax（ゴールドアックス）株式会社（那覇市、代表者：池宮城聡、平成29年1月設立、資本金6百万円）に対し、沖縄創業者等支援貸付を適用し、1,400万円の融資を実行しました。このうち500万円については、平成29年度より拡充された、ひとり親の創業を支援する挑戦支援資本強化特例制度（以下「資本性ローン」）を初適用しました。

【当社事業の概要】
　ゴールドax株式会社は、光ファイバー回線の加入代行を行うインターネット通信サービス事業者です。代表者の池宮城氏はご自身と同じ環境にあるひとり親の長期雇用及び人材育成を図るため、柔軟な勤務シフト管理体制や出退勤時の送迎サービスの整備に取り組む方針です。

【今次融資による効果】
　今回の融資は、創業段階の従業員採用にかかる運転資金および職場環境等の整備資金に充当することを目的としています。
当公庫は、当社の事業がひとり親家庭の親の創業にかかるものであること、加えてひとり親の長期的雇用及び人材育成に取り組む方針を評価して本制度を適用し、融資を実行しています。また、資本性ローンとすることにより、当社の財務基盤を強固なものとし、資金繰りの円滑化が図られるものと期待しています。

【資本性ローンの特徴】　
　資本性ローンは、創業・新事業展開や事業再生等に取り組む中小企業・小規模事業者の財務体質の強化を図るために、資本性資金を供給する制度です。貸付条件については、期限一括償還による返済となり、また担保・保証人については無担保無保証となります。加えて、本制度を適用した債務は、金融検査上、自己資本とみなすことが出来るため、過少資本が解消され、信用力の向上が可能となります。
　当公庫は、沖縄県における子供の貧困対策・ひとり親家庭の支援を総合的に推進する一環として、平成29年度からは資本性ローンの適用対象制度に沖縄創業者等支援貸付を追加し、本件のようなひとり親家庭の親の新規開業のほか、雇用創出を伴う事業の新規開業を支援しています。
　本制度の詳細については、当公庫ホームページ（http://www.okinawakouko.go.jp/）でもご覧いただけます。
　当公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。

　＜中小企業・小規模事業者向け資本性ローン（挑戦支援資本強化特例制度）の概要＞