沖縄公庫、八重瀬町商工会と連携し5,500万円の融資を実行 ~地域資源を活用した地域ブランド食品「いちゃいちゃ」の製造販売を支援~

ニュースリリース

  1. ホーム
  2. ニュースリリース
  3. 沖縄公庫、八重瀬町商工会と連携し5,500万円の融資を実行 ~地域資源を活用した地域ブランド食品「いちゃいちゃ」の製造販売を支援~

沖縄公庫、八重瀬町商工会と連携し5,500万円の融資を実行 ~地域資源を活用した地域ブランド食品「いちゃいちゃ」の製造販売を支援~

平成29年7月5日    
沖縄振興開発金融公庫
八重瀬町商工会   

 沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上 好久)は、仲与志 昌亮(八重瀬町字港川、商号:すけ産業)に対し、沖縄特産品振興貸付を適用し5,500万円の融資を実行しました。

【当社事業の概要】
 すけ産業は、仲与志 昌亮氏の実母が平成11年に創業した鮮魚小売・惣菜製造業者であり、八重瀬町字港川に店舗を構えております。平成22年に同氏が事業承継し現在に至っています。
 同店においては、刺身や天ぷら等のほか、沖縄県の特産品である「セーイカ(ソデイカ)」の耳を原料としたオリジナル惣菜「いちゃいちゃ(※)」も製造・販売しています。同製品は、八重瀬町商工会が町内の商工農業者が手掛ける特産品の製造・販売を支援する「カラベジプロジェクト」推奨品に認定されております。同商工会の支援のもと、各種イベントへの出店やマスコミの採り上げ等により、同製品は次第にブランド化され、近年は地元住民のみならず観光客も顧客として獲得しており、当店の主力商品となっています。
 当社HPからネット販売も行っており、今回の新加工場取得による生産能力拡充に伴い、更なる販路拡大も期待されます。

(※)薄い衣の歯触りとイカの歯ごたえが調和した食感が特徴であり、噛むほどにうまみが広がり味の変化が楽しめます。イカを指す言葉の「いちゃ」をリズム良く繰り返し、人と仲むつまじく食べてほしいとの想いを込め命名したもの。


【今次融資による効果】
 今回の融資は、売上増加に伴い現加工場が手狭となってきたことから、新加工場建設及び厨房設備取得のための設備資金として充当することを目的としています。
 新加工場の取得により、特産品であるセーイカを活用した「いちゃいちゃ」の販売増加が期待でき、ブランディング強化による付加価値向上のほか、地域における雇用確保や、衛生環境向上等による食の安心・安全性の向上が図られることが期待されます。

【八重瀬町商工会との連携】
 今回の融資にあたり八重瀬町商工会と沖縄公庫が連携して、今後の販売計画や売上予測等を踏まえた事業計画書の作成を支援いたしました。
 八重瀬町商工会は、町内の商工農業者が製造・販売する特産品を「カラベジ(カラフルベジタブル)」を名付けたブランディングの強化に取り組んでおり、食のイベントやフェア開催を通して町内の小規模事業者の販路拡大や、販売する製品の付加価値向上の支援を行っており、本件についても同施策の一環となっています。
 また、沖縄公庫と各商工会は、事業意欲のあるお客様に対する事業計画作成指導のほか、小規模事業者に対し無担保・無保証・低金利で融資を行う「マル経融資」を連携して実行する等、沖縄県内の小規模事業者に対し良質な資金の提供を通して、資金繰りの安定化や収益基盤強化を支援しています。
 沖縄公庫は、引き続き多様で魅力ある地域資源と企業ノウハウの融合による新たな付加価値の創造に取り組み、地域経済の持続的な好循環の構築を目指して、行政や商工会をはじめとした関係機関とも一層連携を強化していきます。

【沖縄特産品振興貸付の特徴】
 当該資金制度は、沖縄の地域資源を活用した製品を製造・販売又は沖縄固有の技術・ノウハウを活用した製品を販売するものに対し、通常の融資制度と比べ、低利融資において資金供給を行う制度です。当公庫は、国及び沖縄県の各種施策を金融面から支援するための総合政策金融機関として、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。


       ▷記者発表の様子                   
 
                       〔問合せ先〕
融資第二部 中小企業融資第二班 (担当:井上) ℡ 098(941)1795
企画調査部 業務企画課     (担当:比嘉) ℡ 098(941)1740
 

沖縄公庫、八重瀬町商工会と連携し5,500万円の融資を実行 ~地域資源を活用した地域ブランド食品「いちゃいちゃ」の製造販売を支援~

地元紙掲載記事
 

最終更新日:2017年07月05日