
ニュースリリース
南ぬ島石垣空港国際線のグランドハンドリング(航空機地上支援業務)事業者に沖縄海邦銀行と協調融資で支援
沖縄振興開発金融公庫
沖縄振興開発金融公庫(理事長:新垣尚之、以下「当公庫」)は、南ぬ島石垣空港の国際線でグランドハンドリング業務(航空機地上支援業務)を行うために創業した㈱ケイトマン・ザ・スカイ(本社所在地:石垣市白保、代表取締役:又吉良、以下「ケイト社」)に対して、当公庫本店融資第二部(融資第二部長:仙野健)において沖縄離島・北部地域振興貸付7,200万円、沖縄創業者等支援貸付3,300万円の合計1億500万円の融資を実行しました。
【事業の概要】
当社事業であるグランドハンドリング業務とは、航空機が空港に到着してから出発するまでの間に行われる地上支援業務を指します。具体的には、航空機の誘導、貨物および手荷物の積み降ろし、燃料補給、機内清掃、乗客の搭乗および降機のサポート、機体の点検・整備、保安検査業務など、多岐にわたる作業を含みます。これらの業務は、航空機が安全かつ円滑に運航できるよう支援する重要な役割を果たしますが、南ぬ島石垣空港では新型コロナウイルス禍の旅客数減をきっかけに、グランドハンドリング業務を行う事業者が撤退したことから、令和2年から国際線の定期便運航が運休している状況にあります。代表取締役の又吉良氏は、国際線再開による故郷八重山の経済貢献及び地域活性化を図るべく、南ぬ島石垣空港におけるグランドハンドリング業務を担うケイト社を立ち上げました。ケイト社は令和7年4月の香港の香港エクスプレス航空、韓国のジンエアーのグランドハンドリング事業を受注することが決定しています。又吉社長は、「足元の訪日外国人数も回復傾向にあり、全国的に観光産業が活性化していく中、観光産業が主力の八重山諸島が乗り遅れてはいけないと考えております。私たちが石垣空港国際線のグランドハンドリング事業を行い、受け入れ態勢を整備することで、空路での入域者数をピーク時の2倍となる10万人以上に押し上げ、地元の観光産業の発展に必ず貢献します。」と述べています。
【今次事業の評価及び融資の意義】
当公庫は、代表取締役の又吉良氏の国際線再開による八重山地域の観光産業の発展に対する想いと国際線再開まで関係者を巻き込む交渉力・実行力を評価し、八重山圏域の振興に大きく寄与するグランドハンドリング事業者と判断して沖縄海邦銀行と協調融資を実行しました。
【沖縄離島・北部地域振興貸付の特徴】
沖縄離島・北部地域振興貸付は、沖縄県内の離島及び北部地域において産業の振興及び経済の活性化に資する事業を行う方を対象に必要な設備資金・運転資金を適用利率の特例を設けてご融資する制度です。
【沖縄創業者等支援貸付の特徴】
沖縄創業者等支援貸付は、新規開業して概ね7年以内の事業者で、①新規市場の創出が見込まれる事業を新たに行う方、②雇用の創出を伴う事業を新たに行う方、③経営多角化を図る方を対象に必要な設備資金・運転資金を適用利率の特例を設けてご融資する制度です。
本制度の詳細については、当公庫ホームページ(https://www.okinawakouko.go.jp/service/purpose/)でもご覧いただけます。
当公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度等を活用し、外部機関とも連携を図りつつ、地域経済の活性化や地域振興に資する事業を積極的にサポートしてまいります。
【問合せ先】
融資第二部中小企業融資第一班(担当:大 城)TEL 098(941)1785
業務統括部業務企画課 (担当:當 山) TEL 098(941)1740
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南ぬ島石垣空港国際線のグランドハンドリング(航空機地上支援業務)事業者に沖縄海邦銀行と協調融資で支援
最終更新日:2025年03月13日