令和 4 年度沖縄公庫宮古支店の融資実績について～設備投資マインドは依然として旺盛～

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令和 4 年度沖縄公庫宮古支店の融資実績について～設備投資マインドは依然として旺盛～

令和 4 年度沖縄公庫宮古支店の融資実績について～設備投資マインドは依然として旺盛～

１．沖縄振興開発金融公庫宮古支店（支店長：大城一也）の令和 4 年度融資実績は、443 件（前年度比△18.3％）、60 億 49 百万円（同△32.3％）となりました。令和 4 年度は新型コロナ特別貸付の減少から貸付実績は前年度を下回ったものの、一般資金がコロナ特別貸付を上回っております。【図表－１、図表-３】

２．資金の使途別では、設備資金が前年度の 32 億 29 百万円（構成比 36.1％）から 20 億 64 百万円（同34.1％）へと減少しましたが、企業の設備投資マインドは依然として旺盛であり、コロナ禍以前の令和元年度実績と同水準の実績となっております。【図表－２】

３．資金別では、中小企業資金が 30 億 56 百万円（前年度比△21.3％）、生業資金が 25 億 25 百万円（同△42.0％）と減少した他、生活衛生資金、農林漁業資金も前年実績を下回りました。【図表－４】

４．業種別では、建設業が 15 億 57 百万円（構成比 25.7％）と最も大きく、次いで卸・小売業が 9 億 89 百万円（同 16.3％）となりました。続いて不動産業 8 億 86 百万円（同 14.6％）、サービス業 7 億 74 百万円（同12.8％）となっております。
　令和 4 年度の特徴としては、宿泊・飲食業がコロナ禍前の水準まで落ち着いたことにより、令和 3 年度の 20 億 27 百万円（22.7％）から 4 億 54 百万円（7.5％）へと、減少したことが挙げられます。一方で、建設業・卸小売業・農林水産業は、コロナ資金やＳＮ資金の利用増により増加しています。【図表－５】

　宮古島商工会議所、宮古島市伊良部商工会が推薦するマル経資金（小規模事業者経営改善資金）及び沖経資金（沖縄雇用・経営基盤強化資金）の融資実績は、合計54件（前年度比△1.8％）、 4億38百万円（同＋3.3％）と前年度並みとなりました。【図表－６】
　また、教育資金の実績は、170 件、1 億 51 百万円となりました。沖縄公庫の独自制度である「教育離島特例」や「沖縄人材育成資金貸付」のほか、「母子家庭・父子家庭特例」、「多子特例」など利率が優遇される特例制度のご利用実績がありました。【図表－７】

　沖縄公庫宮古支店は、宮古圏域の持続可能な地域社会づくりに向け、引き続き商工会議所等の関係機関や民間金融機関との一層の連携強化を図り、ポストコロナに向けた宮古圏域の多様な資金ニーズに適切かつ迅速に対応するよう努めてまいります。