沖縄振興開発金融公庫 動画ライブラリー 沖縄公庫の取り組みや経営お役立ち動画などをご紹介します

事例紹介等

沖縄公庫による事業承継のご融資事例等をご覧いただけます。
事業コネクトのマッチングの流れや、事業承継の現状についても紹介します。

事業承継で必要となる資金のお使いみちを融資事例で紹介します。

事業承継の支援事例

事例1事業承継を見据えた事業用資産の集約を支援

事業概要
運送業を営む法人A社は、代表者が高齢なため、中長期的な事業承継を見据えて、事業承継計画を策定しました。計画には、代表者が個人で所有する事業用資産を、A社が引き続き安定的に使用していくため、法人が買い取ること等が盛り込まれました。
融資内容
沖縄公庫は、A社に事業用資産の取得資金を融資し、円滑な事業承継を支援しました。
融資効果
事業継続に必要不可欠な事業用資産を法人が取得したことにより、後継者が安定的に経営できる環境が整いました。
事業承継を見据えた事業用資産の集約を支援

事例2後継者不在の問題を抱える取引先からの事業承継を支援

株式会社山陽砕石

事業概要
当社は、事業承継を目的に令和元年9月に設立された法人です。承継される法人は砕石業を営む事業者で、後継者不在の課題を抱えていたところ、取引先であった株式会社金城キク商会を中心とする企業グループが承継会社(当社)を新設し事業承継に至りました。
融資内容
沖縄公庫は、出資持分(全部履行)を全額取得するための設備資金を融資することで、当社の円滑な事業承継を支援しました。
融資効果
当社グループの安定的な製造及び供給体制が構築され、より安定した経営基盤の強化が図られます。また、事業存続により、被承継会社の雇用が維持されることに加え、地域社会の活性化に資するものと期待されます。
後継者不在の問題を抱える取引先からの事業承継を支援

事例3代表者変更に伴う株式取得資金を支援

事業概要
測量業を経営するC社は、後継者不在であったことから、従業員に代表権を承継(代表者変更)しました。
融資内容
新代表者は安定的な経営権を確保するため、前代表者より株式の買い取りを企図。新代表者は、経営承継円滑化法における金融支援(公庫融資)を受けるため、沖縄県知事の認定を取得し、 沖縄公庫は、新代表者に対し、株式取得資金を融資しました。
融資効果
前代表者から株式を取得し、新代表者が過半数の株式を保有することにより、経営の安定化が図られ、円滑な事業運営体制が構築されました。
代表者変更に伴う株式取得資金を支援

事例4小規模事業者の第三者承継を関係機関と連携して支援

砂川史帆様

事業概要
ベーカリーの創業のため店舗を探していた砂川さんは、嘉手納町商工会や沖縄県事業承継・引継ぎ支援センターを通じて、事業譲渡先を探していたパン製造小売店のオーナーとつながり、事業を引き継ぐ形で「wool bakery(ウールベーカリー)」を新規開業しました。
融資内容
沖縄公庫は、同商工会、同支援センターと連携して、事業承継のマッチングから創業計画の策定サポート、資金実行まで切れ目ない支援を実行しました。
融資効果
創業者へ事業をつなぐ事業承継は、地域にとっては地域活力の低下を防ぐことが期待される一方で、創業者にとっては店舗設備など初期投資を抑え、顧客基盤を引き継ぐなど事業をスムーズに立ち上げられるメリットがあります。
小規模事業者の第三者承継を関係機関と連携して支援

事例5老舗バーの事業承継を支援

BarDick

事業概要
創業30年を超える那覇市内の老舗バー「BarDick」は、国内外のガイドブックに「泡盛カクテルの有名店」として紹介されています。事業を承継した守田さんは、カクテルの全国大会などで多くの賞を受賞している一流のバーテンダーです。
融資内容
前オーナーが高齢により引退し、従業員であった守田さんが事業承継することとなったため、沖縄公庫は、必要な資金の融資を行いました。
融資効果
事業承継が円滑に実行されたことで、地元客のみならず観光客にも有名な老舗バーの存続につながり、従業員の雇用維持が図られたほか、泡盛の振興にも寄与するものと期待されます。
老舗バーの事業承継を支援

事例6地元商店の事業承継を支援

仲宗根ストアー(仲宗根康夫様・康智様)

事業概要
本部町字渡久地で日用品雑貨や弁当惣菜を販売する「仲宗根ストアー」は、年中無休で早朝から営業する地元の商店として、地域の住民に50年以上親しまれてきました。
融資内容
沖縄公庫は、3代目となる康智さんへの事業承継に向けた店舗の建替と厨房設備の新設に必要な資金の融資を行いました。
融資効果
建替により店舗の老朽化及び狭隘化が解消されたほか、倉庫の集約による効率化や弁当の自社製造による収益力の改善など、3代目への円滑な事業承継に向けた環境整備が図られました。
地元商店の事業承継を支援

事例7宿泊施設の事業承継を支援

荒木 紘史 様

事業概要
竹富町小浜島の最西端にある業歴20年の宿泊施設「panapana(パナパナ)」は、多くのリピーターを有するほか、西表島を一望できるオーシャンビューの宿として高い知名度があります。事業を承継した荒木さんは、長年従事したホテル業での経験や調理師としてのスキルを活かし、食事付きプランなどの新たなサービスも提供しています。
融資内容
沖縄公庫は、前オーナーからの事業承継に伴う宿泊施設の取得などに必要な資金の融資を行いました。
融資効果
事業承継により離島地域の観光拠点を維持するとともに、顧客基盤なども引継ぐ形で荒木さんの長年の夢であった宿泊事業を創業することができました。荒木さんは、小浜島の各事業者との連携による観光サービスの向上にも取り組んでおり、観光産業の振興及び離島地域の活性化に繋がることが期待されます。
宿泊施設の事業承継を支援

融資制度の内容は、「事業承継・集約・活性化支援資金」のページをご覧ください。