新世代の感覚共有技術BodySharing®の沖縄における研究・事業開発を支援~H2L株式会社の沖縄進出に対し出資を実行~

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新世代の感覚共有技術BodySharing®の沖縄における研究・事業開発を支援~H2L株式会社の沖縄進出に対し出資を実行~

令和6年1月25日
沖縄振興開発金融公庫

沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久)は、令和5年7月31日にH2L株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役:玉城絵美、以下「当社」)の沖縄進出(支店設置)にあたり、4,015万円を実行しました。

【当社の概要】
当社はオーディオビジュアル(視聴覚)に次ぐ“新世代の感覚共有技術BodySharing®️”の研究と事業開発を目的に平成24年7月に設立されました。
当社は、筋肉の膨らみから固有感覚(身体の位置や動き、力の入れ具合などを受容する感覚)を検出する技術と、多電極の電気刺激を腕に与えて固有感覚を伝える技術を強みとしており、この2つの技術を活かして、ロボット、バーチャルアバターや他者と固有感覚を相互に共有する、時間・場所・空間・身体・意識にとらわれない体験共有とライフスタイルの提供を目指しています。
 

感覚で体験の分かち合いがどう変わるのか(カヤック体験を例に)

 【新事業の概要】
当社の感覚共有技術BodySharing®は、ユーザがキャラクター、ロボットや他者の身体と様々な感覚を相互共有する技術です。具体的には、独自の筋変位センサで人の動作や感覚をデータ化し、そのデータをバーチャルアバター、ロボット、あるいは他者へ伝えることで、様々なアプリケーションに対するBodySharing®を実現しています。
同技術は既に、「元気度」と「リラックス度」を可視化・共有し、デュアルワークの課題解決を目指すメタバースオフィス「BodySharing® for Business」として実用化されています。
今後はスポーツ、観光、農業、ゲーム及びリハビリなどの分野における体験の共有に向けて、事業開発を推進していく予定です。

感覚を共有できるメタバースオフィス「BodySharing® for Business」


 【本事業における出資の意義】
今回の資金調達は、当社代表の出身地である沖縄に支店を設置するために行われたものです。新支店では、代表が教授を務める琉球大学をはじめとした沖縄の大学や企業、エンジニアと連携しながらBodySharing®の研究開発を行い、同技術の一層の研究開発促進と沖縄の地域社会への貢献を目指すこととしています。
沖縄公庫は、当社のこれら取組が、「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」(令和4年5月沖縄県策定)の基本施策「科学技術イノベーションの創出と次世代を担う持続可能な産業の振興」にも合致するものと評価し出資を実行しました。革新的な技術を保有する当社の沖縄進出により、沖縄において、新たな産業とそれを担う人材の創出が期待されます。

 


<新事業創出促進出資制度の概要>
(1)出資対象者 沖縄において
・新たに事業を開始しようとする方
・新たな事業分野の開拓を行う方
(2)出資限度額 新事業に必要な資本の額の50%以内
(3)出資実績 平成14年度より開始された新事業創出促進出資の実績(累計)
80件、34億5,490万円(令和5年3月31日現在)


【お問い合せ先】
融資第一部 産業振興出資室  宮崎 ℡ 098(941)1775
業務統括部 業務企画課    永山 ℡ 098(941)1740
       
                            
     本件に該当するSDGs

新世代の感覚共有技術BodySharing®の沖縄における研究・事業開発を支援~H2L株式会社の沖縄進出に対し出資を実行~

最終更新日:2024年01月25日