沖縄公庫、㈱Alpaca.Labに対し、XTech、㈱すこやかHD及びBORベンチャーファンドと協調して出資を実行 ~運転代行プラットフォームサービス事業を支援~
沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久)は、令和2年1月31日に㈱Alpaca.Lab(本社所在地:宜野湾市、代表取締役:棚原生磨、以下「当社」)に対し、「XTech1号投資事業有限責任組合(運営会社:XTech1号有限責任事業組合)」、「㈱すこやかホールディングス」及び「BORベンチャーファンド(運営会社:㈱りゅうぎん総合研究所)」と協調して総額7千万円の出資を実行しました。
【当社の概要】
当社は平成30年8月に設立された情報提供サービス事業者で、令和2年1月から運転代行プラットフォームサービスを展開しています。当社の事業は沖縄県産業振興公社が実施する「ベンチャー企業スタートアップ支援事業」及び「新産業事業化促進事業」にも採択されています。
【新事業の概要】
当社の運転代行プラットフォームサービス「エアクル」は、当システムを介した利用者からの配車依頼に対して、運転代行事業者及び利用者端末の位置情報を使用し、アルゴリズムにより最適化された配車手配を行うものです。
同サービスを利用することで、これまで電話で行っていた運転代行事業者への配車依頼を、スマートフォンやタブレット等から簡単に行うことができ、最も近い場所にいる車両が効率的に配車されることで待機時間が削減されます。また、登録されている運転代行事業者は、運転代行業認定証・任意保険・運転代行保険への加入などを登録条件としており一定の安全基準を設けているため、安心安全な運転代行事業者を選択することができます。
さらに、運転代行事業者に対しては日報や配車状況を管理できる業務支援システムを提供するなど、利用者及び運転代行事業者双方にとって利便性の高いシステムとなっています。
※個人利用者からの配車依頼の受付は今秋開始予定です。現在はエアクルに登録している飲食店からの配車依頼のみ対応しています。
【本事業における出資の意義】
今回の資金調達は、システム開発のための人件費等に充てるほか、財務基盤の強化を目的としています。
同サービスが広く普及することで運転代行事業者の業務効率化、利用者の満足度向上に資するものであるほか、沖縄県内における飲酒運転対策などの社会的課題の解決にも繋がることが期待されます。
<新事業創出促進出資制度の概要>
(1)出資対象者 |
沖縄において
・新たに事業を開始しようとする方
・事業を開始した日以後5年を経過していない方
・新たな事業分野の開拓を行う方
|
(2)出資限度額 |
新事業に必要な資本の額の50%以内 |
(3)出 資 実 績 |
平成14年度より開始された新事業創出促進出資の実績(累計)
70件、29億95万円(令和2年3月9日現在)
|
<お問い合わせ先>
新 事 業 育 成 出 資 室 真栄田 ℡ 098(941)1907
業務統括部 業務企画課 銘 苅 ℡ 098(941)1740 |
本件に該当するSDGs